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東欧前共産主義国家 中国の脱党ブームに注目(上)

2012年07月06日

【新唐人2012年7月7日付ニュース】中国の政界に激震が走っている中、中国全土を席巻している脱党ブームも国際メディアの注意を引き始めました。東欧でも1989年前後、共産党脱退ブームを経験し、共産政権崩壊の引き金となりました。中国で2005年より巻き起こっている共産党脱退ブームには、共産政権による暴政を経験した東欧の国々も注目しています。

 
中国の共産党脱退ブームは、共産主義の被害を受けた東欧の国々の関心を集めています。全世界共産党脱退サービスセンターの易さんが、チェコやポーランドなど、前共産主義国家の大手メディアの取材を受けました。
 
全世界共産党脱退サービスセンター 易蓉主席
「彼らも脱退ブームに注目していて、色々聞かれました。参加者の人数や脱退者の人数、どんな方法でこのような膨大な数字に達したのか。どのように登録してあげるのか。怖がったりはしないのか。後から報復されないのか。なぜ迫害されるのかなど」
 
大紀元の脱退サイトによると、7月4日現在、共産党組織からの脱退者は1億2千万人に近づいています。
 
易さんは、中国の脱退ブームは、大紀元時報の社説『九評共産党』から誘発された精神的覚醒だと述べます。
 
全世界共産党脱退サービスセンター 易蓉主席
「政治に対する影響も聞かれました。脱退運動は政治運動にはならないのか、つまり、将来私たちが政党になるのかです。私はこう答えました。我々には政治的訴えはなく、ただ人々の精神の覚醒と共産主義の邪悪さへの理解に重点を置いています」
 
精神が覚醒すると、人々はおのずと自由を求めるようになります。
 
全世界共産党脱退サービスセンター 易蓉主席
「中国人は将来共産党を放棄し、自由を得てから未来を選択する権利があります。これは彼らの自由です」
 
現在、『九評共産党』および高智晟弁護士の著書『神と共に闘う』は、すでにチェコ語に翻訳されています。易さんは、これらの書籍によって、共産主義の危害に対する理解が深まると述べます。
 
全世界共産党脱退サービスセンター 易蓉主席
「このような大規模脱退運動に対し、国際社会の理解はまだ足りません。中国で起きている天地を揺るがす人民による選択を、世界は知るべきです。彼らもこの大きな事件において、正しい選択ができるからです」
 
新唐人テレビがお伝えしました。

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)
 

 

 

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